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平和三原則、「核の傘」(1970年) [歴史]

タイトルの、平和三原則と聞くと、

日本人なら、非核三原則が連想されるのでしょうか。

例の、

「核兵器をもたず、つくらず、もちこませず」

というキレイゴトは、

この時代にそろそろ通用しなくなってきている気もするのですが、

どうでしょう。











もちろん、

「核兵器も戦争もない世界」

というのは理想ではあるのだけれど・・

「武力の放棄」

にたどりつくには、まだまだ人類には長い道のりがあるんじゃないかなと、

おぼろげに思います。









世界を変えたいなら一度

世界を変えたいなら一度"武器"を捨ててしまおう

  • 作者: 奥山真司
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2012/07/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)






そして今日2月18日(1970年)は、リチャード・ニクソン米大統領が、条約遵守・自主防衛努力の強化と援助・「核の傘」提供の「平和三原則」を強調する外交教書を発表した日だそうで・・・この記事にも日付にも、さしたる意味は見出せないけれど、

核の傘

という言葉は40年以上経った今でも、なお健在です。








写真プリント Elvis Presley Meets President Richard Nixon, December 21, 1970

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  • 出版社/メーカー: McMahan Photo Archive
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当時は東西冷戦のさなかではあるけれど、緊張緩和、いわゆるデタントの時代に突入した頃。

その後、見かけ上の大国の核兵器の数は減ったかのように見えたけど、横に流れて世界中にちらばった可能性も否定できず、いまだに多くの国が、

「核保有をポリシーとして、その抑止力をあてにしている現実」

はそうそう変わりようがありません。









1/144 アメリカ/ソビエト ミサイルセット 7860














日本と同じ、第二次大戦の敗戦国である、

ドイツやイタリアには核兵器はないのかな? と思ったら、

そんなことはなく、NATOで共有しているそうで、これは知らなかった。











ぶっちゃけ、日本でも米軍基地や空母など積んであったとしても(あるのでしょう)分らないし、そんな神経質になってもしょうがないですね。

日本を攻めたい人がピリピリしてるのかもしれません。

いずれにせよ世界中に核兵器がいまだにたくさんあることは悲しい現実として認めないといけないし、世界はそんな微妙なパワーバランスの上に成り立っているのでしょう。

もしくは、風前のともしび状態かも知れませんね。。












キレイゴトの「非核三原則」も、

「核の傘」も

必要のなくなる時代。


ほんとうの平和ってなんなのか、押し付けられたものでなく、自分で考えるとしましょう。






おしまい






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11月9日「ベルリンの壁崩壊」(1989年)そして38度線のこと [歴史]

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日付や崩壊の定義については諸説ありますので、

1989年11月9日ころ

「ベルリンの壁崩壊」としましょう。






NHKスペシャル こうしてベルリンの壁は崩壊した ヨーロッパピクニック計画 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • 発売日: 2009/10/22
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東西に分断されていたドイツ統一のきっかけの日。

それから一年もたたないうちの、1990年10月3日に東西ドイツは約45年ぶりに統一。

統一によって、いい事も悪い事もあったと思いますが、すでにもう20年以上が過ぎました。

今思うに、西ドイツ、東ドイツと世界史の勉強で覚えたし、そう呼んでいたなあと、懐かしいけれども、それはすでに遠い過去の事に思えます。






グリーンハーマン社 限定テディベア ベルリンの壁 25thアニバーサリー

グリーンハーマン社 限定テディベア ベルリンの壁 25thアニバーサリー

  • 出版社/メーカー: グリーンハーマン社
  • メディア: おもちゃ&ホビー






ここで思うのは、分断となったままのお隣の国で、38度線でいまだに分断されたまま70年近くが経とうとしています。







朝鮮戦争―金日成とマッカーサーの陰謀 (文春文庫)

朝鮮戦争―金日成とマッカーサーの陰謀 (文春文庫)

  • 作者: 萩原 遼
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1997/06
  • メディア: 文庫






↑ 膨大な北朝鮮関連の公文書を踏破して書かれたこの本を買ってから15年くらいでしょうか、まだところどころ、拾い読みしかできておりません…

なんというか、読んでいてツライというか、南北朝鮮の問題の根の深さに、読んでいてすぐお腹いっぱいになってしまう感じなのです。

でも、今日を機会にこれからまたキチンと読んでいこうと思い直しました。





おしまい









朝鮮学校「歴史教科書」を読む(祥伝社新書257)

朝鮮学校「歴史教科書」を読む(祥伝社新書257)

  • 作者: 萩原 遼
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2011/11/08
  • メディア: 新書










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不発弾処理に思う [歴史]

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先の戦争から70年近く経つというのに、

いまだに不発弾が日本のあちこちに埋まっていて、

今日もその処理のニュースが流れていた。


たいてい不発弾処理のソレは淡々としたもので、

「住民が一時避難しました」とか「通行止めになりました」とか、

住民の声を付け加えても「ちょっと怖いですね」くらいのもの。








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言うまでもなくその爆弾は、

「アメリカ軍の空襲の置き土産」で、

「無差別攻撃の大量破壊兵器」







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どこかのとある国だったら、事あるごとにすぐ

「謝罪と賠償を」となりそうだけど、

ガチャガチャ騒がないのが日本人の偉い所というか国民性なのでしょう。










第二次大戦に勝者なし〈上〉ウェデマイヤー回想録 (講談社学術文庫)

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  • 作者: アルバート・C. ウェデマイヤー
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/06
  • メディア: 文庫







ただし、「水に流してしまう」のもいいけれど、

なぜそんな厄介なシロモノがそこにあるのか、キチンと考える必要があって、

あの戦争に至ったプロセスを、日本人ならば知る必要があると思いますね。










おしまい








第二次大戦に勝者なし〈下〉ウェデマイヤー回想録 (講談社学術文庫)

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  • 作者: アルバート・C. ウェデマイヤー
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/07
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スプートニク1号 [歴史]

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打ち上げは1957年の10月4日で、

いまをさかのぼる事56年。

「スプートニク1号」

が、旧ソビエト連邦によって打ち上げられました。






レッドムーン・ショック―スプートニクと宇宙時代のはじまり

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  • 作者: マシュー ブレジンスキー
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2009/01
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この世界初の人工衛星は、

大きさ58cm、重量は83.6kgと、

今の「それ」とは、比べるべくもないシンプルで小さなものだけど、人類として初、宇宙への扉を開いた偉業は讃えられるべきものでしょう。







・スプートニク1号 (JAXAの解説)
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/sputnik_1.html





最近見たドキュメンタリーで、

「Space Race 宇宙へ ~冷戦と二人の天才~」

という題の、BBC制作の2005年のがあります。

ロケットの父といえば、フォン・ブラウン(アメリカに亡命)がよく知られているけれど、



この中ではライバルにあたる、セルゲイ・コロリョフ(ロシア)にもスポットが当たり、二人の天才の、国をわけた

「宇宙への競争」

という視点で、物語が描かれていて、とても興味深かったです。


おしまい






Space Race 宇宙へ ~冷戦と二人の天才~ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
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あとがき

セルゲイ・コロリョフはスプートニクの産みの親で、ロシア人。

ロシア(ソ連)というとすぐに、北方領土と頭に浮かぶようではちと情けない。

たしかに不法占拠には国として毅然と対応が求められるべき事で、許せるものではないが、この国をそれだけで見てしまうと物事を見誤ってしまう。

あなどれない大国 「ロシア」「おそロシア」 などとバカにはできない。
(そういう面も否定はしませんが…)

国土は広く、資源大国であり、スポーツでの逸材も多く、美人も多いようです。。

トルストイやドストエフスキーなどの文学。

チャイコフスキーにムソルグスキーなどの偉大な作曲家。

ボリショイ・バレエに、t.A.T.u.(タトゥーに刺青は入っていないらしい)等、

まだまだたくさんの文化的側面がある。

そして

「スプートニク」




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月をめざした二人の科学者―アポロとスプートニクの軌跡 (中公新書)

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  • 作者: 的川 泰宣
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
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スイスが国際連合加盟(2002年) [歴史]

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今日、9月10日は、

スイスと東ティモールが国際連合に加盟(2002年)した日だそうで、

東ティモールはともかく、スイスがそれまで国連に入っていなかったとはちょっと驚き。


このスイスという国、この事からなかなかユニークな存在の国であると伺え、

また、ヨーロッパにありながら、EUには加盟していないのは、

経済力に対する自信のあらわれとも思えます。




世界の国旗 スイス国旗 90×150cm










スイスの銀行といえば有名ですよね。

世界中のお金持ちの資産が、とうとうと流れ込んでいく場所と言われています。

国民の貯蓄高も高く、通貨のスイスフラン(CHF)は、世界で最も安定した通貨。


永世中立国だけど、

ちゃんと軍隊はあって兵役もあり

一家に一丁、銃も備え付けで

平和ボケで銃アレルギーのどこかの国とは大違い。





東京マルイ ミニ電動ガン SIG550ミニ













やっぱりあの辺は国境がせめぎあってるからでしょうか、

アイデンティティというか、

自国に対する意識がしっかりしている気がする。


経済力だけなら日本も負けてはいないのかもしれないけど、

見習うべきところは多いと思うのです。




おしまい





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戦争や国防と世界関連

平和ボケ
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民間防衛―あらゆる危険から身をまもる

民間防衛―あらゆる危険から身をまもる

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2003/07/04
  • メディア: 新書



見習うべきの多い、スイス発行の、ぜひ読んでおきたい本





「はだしのゲン」 閲覧制限? [歴史]

 
 
言われてみるとたしかに過激でグロい、


「はだしのゲン」


でも、つい見てしまうんだなこれが。。


子供の頃、兄貴とよくこの漫画を見てましたね。

小学生で高学年の時ぐらいだったと思います。









差別や描写にうるさい昨今。

たとえばキ〇ガイ(基地外)という言葉すら差別用語といわれる今の基準では、

「ゲン」だけ特別という訳にもいかないでしょう。


ガチャガチャ騒いでいるのはどうも、

このマンガを利用しようとしている人たちじゃないのかな・・・







おしまい






関連記事とリンク


「はだし」で歩く
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2013-08-09

「はだしのゲン」はどんな本か
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130821/lcl13082121040002-n1.htm

「教育的配慮は必要」=はだしのゲン閲覧制限に下村文科相 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130821-00000111-jij-soci

はだしのゲンに関するトピック 朝日
http://www.asahi.com/topics/word/%E3%81%AF%E3%81%A0%E3%81%97%E3%81%AE%E3%82%B2%E3%83%B3.html?ref=com_top_keyw












〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

  • 作者: 中沢 啓治
  • 出版社/メーカー: 汐文社
  • 発売日: 1993/04
  • メディア: コミック










ビジュアルだけでなく、ふきだしの中も熱い。

「父ちゃん母ちゃんピカドンでハングリー」

とか、他多数の名言あり。

「ええのう」

とかの広島弁を、

ゲンに感情移入してつい使ってしまいそうになる。。







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