かえるの卵 [旅の途中]
今日は、
「啓蟄」
春分までは、2週間ともうすぐで、大地が温って来て、
冬眠をしていた虫が穴から出てくるころのようです。
生き物がそろそろ活動をはじめてくる頃。
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生き物といえば・・あれは、まだ車の免許をとりたての頃の話
当時付き合っていた彼女とドライブをしていて、
ふと休憩に立寄った川での出来事。
季節は春だったと思うけど、川岸の水溜りに、
それは大量のかえるの卵を見つけてしまったのだ。
彼女ときたらそれを何事もないかのように平気で触りだし、
このままだと水が干上がってしまい、
オタマジャクシになっても行き場がないので、
川の流れの無さそうな所へと移してあげようと言う事で、
協力する羽目になった。
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おそるおそる触ってみると案外気持ちいいかも。。
まぁ人間のエゴかもしれないけど、
何となく良い事をした気持ちになった。
そういえば、実家でも結構生き物を飼っていたけど、
(犬、小鳥、金魚、熱帯魚、等々)
あまり、なつくというか、
愛情をもって接してなかった事にこの時気づいたのだ。
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そうそう、
生き物といえばトラウマが一つあって、
まだ10歳まえだったけど、
伊豆の某所で子供の猿を「いいこいいこ」していたら、
親猿が突然襲ってきて、お尻をかまれた事があり、
それは子供心には恐ろしい経験だった。
多分、
この時から生き物に対して心を許せなくなってしまったのかも知れない。
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けれども、時の中で生き物と仲直りする機会はおとずれ、
この年、実家はマンションから一軒家へ引越しをして、
そこで行き場をなくしていた一匹の小犬を飼う事になったのです。
このかえるの卵の件で目が覚め、その犬との出会って
(ピーターと言います)、
可愛がり、面倒を見ていく中で、人間も含めた生き物との付き合い方というか
スキンシップを思い出すことになったのです。
おしまい