外から眺める2 [情報とソース]
「外から眺める」とは「日本を外から眺める」ということ。
「灯台もと暗し」、「岡目八目」などの諺があるように、すこし距離をおいてみたほうが、ものごとは的確に見れる事が多く、日本以外のメディアもチェックは欠かせません。
そんな訳で、自分がほぼ毎日、目を通しているのはコレ
・ウォール・ストリート・ジャーナル
http://jp.wsj.com/
アメリカ発のこの新聞、世界を代表する経済紙の一つであり、欧米を中心として、国際的に大きな影響力をもっています。
時には日本をよく思っていないような記事もあって、イライラさせられる時もあるけれど、向こうでは日本をどうとらえていて、それをどう世界に発信しているかは知っておきたい所なのです。
・ウォール・ストリート・ジャーナル 日本版
http://jp.wsj.com/home-page
そんなWSJを読んでいて、今日感心したのは、ジェラルド・カーティス氏へのインタビュー記事。
日本通というよりは、
「ヘタな日本人より日本を知り尽くしている」
ジェラルド・カーティス氏のことばは、ほぼ的確に日本の現状をとらえています。
・日本は5年後も日本のまま=ジェラルド・カーティス氏http://jp.wsj.com/articles/SB12598258265585683745604580317570476296194?mod=trending_now_1
以下、記事より抜粋
そして彼の専門は政治学ということなので、関連を抜粋し、説明を添えました。
・民主党
その政権時に信頼できる与党になれるチャンスをあまりにも速く、決定的にふいにした
アベノミクスを批判する一方で、その代替として確固たる考えがない
(素人くささと無能さ、官僚との協力の仕方のまずさ、外交のまずさ、を挙げています)
・安倍政権
政権復帰後はまるで別人のように、経済に最短で最大の効果を発揮できるものに注力した
経済が破局を迎えない限り、国民が自民党に背を向けることはない
(デフレ脱却に向けた金融政策 日銀の新総裁の起用など)
・野党
近い将来再編し、自民党に代わる信頼できる政策を示すとは想像しがたい
自民党が本当の意味で脅かされるようになるまでには時間がかかる
とまぁ、こんな感じで、日本の現状を的確にとらえていると感じます。
これ以外にも読みどころの多い記事なので興味のあるかたは一読どうぞ。
以前にも「外から眺める」ということで書いたけれど、
・「外から眺める」 中国メディアの日本関連ニュース
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2013-06-12
バランスよく情報を得るために、日本だけでなく、
ときには海外メディアをチェックされることをおすすめいたします。
関連記事
米中貿易戦争の行方は? 中国関連のリンクまとめ
https://yasssy.com/news-ch00/
マイカテゴリー 情報とソース
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300362419-1
ルーチン・ワーク
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2014-06-14
全国5紙聞読み比べリンク
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2013-06-14
イエロー・ジャーナリズム
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2014-04-10
あとがき
アメリカを代表する、一流誌にふさわしい読み応えの記事の多いWSJだけれど、だいぶ前は、
「ウォール街のゴシップ紙」
だったそうで、「キルゴア改革」なるものによって、「アメリカを代表する一流紙」への変貌をとげたらしく、このへんは、また機会があれば掘り下げて見たいと思います。
そんなWSJも企業であるからには、親会社の買収による影響を受けてしまい、
その、
「コストダウンの方針による、近年の記事の質の低下」
を指摘する声もちらほらと聞かれます。
■以下にその関係を記します
「ウォール・ストリート・ジャーナル」は「ダウ・ジョーンズ社」が発行
その「ダウ・ジョーンズ社」は「ニューズ・コーポレーション」の子会社
その「ニューズ・コーポレーション」はメディア王、ルパート・マードック会長のもの
■こんな感じでのっかっているのでしょうか
4. ウォール・ストリート・ジャーナル
3. ダウ・ジョーンズ社
2. ニューズ・コーポレーション
1. ルパート・マードック会長
さいごに、
「企業は人なり」
と言いますが、買収はしても、
良い企業風土っていうのはぜひ継続してもらいたいものだと思います。
映画で有名な「21世紀フォックス」もルパート・マードック会長のもの・・です
関連記事(21世紀フォックス)
「クリスマス・キャロル」
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2012-11-19
インデペンデンス・デイ
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2014-06-07
デイ・アフター・トゥモロー(The Day After Tomorrow)
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2013-08-10
渚にて「On The Beach」
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2013-03-08
▼ ニュースと話題
https://yasssy.com/category/news
「灯台もと暗し」、「岡目八目」などの諺があるように、すこし距離をおいてみたほうが、ものごとは的確に見れる事が多く、日本以外のメディアもチェックは欠かせません。
そんな訳で、自分がほぼ毎日、目を通しているのはコレ
・ウォール・ストリート・ジャーナル
http://jp.wsj.com/
アメリカ発のこの新聞、世界を代表する経済紙の一つであり、欧米を中心として、国際的に大きな影響力をもっています。
時には日本をよく思っていないような記事もあって、イライラさせられる時もあるけれど、向こうでは日本をどうとらえていて、それをどう世界に発信しているかは知っておきたい所なのです。
・ウォール・ストリート・ジャーナル 日本版
http://jp.wsj.com/home-page
そんなWSJを読んでいて、今日感心したのは、ジェラルド・カーティス氏へのインタビュー記事。
日本通というよりは、
「ヘタな日本人より日本を知り尽くしている」
ジェラルド・カーティス氏のことばは、ほぼ的確に日本の現状をとらえています。
・日本は5年後も日本のまま=ジェラルド・カーティス氏http://jp.wsj.com/articles/SB12598258265585683745604580317570476296194?mod=trending_now_1
以下、記事より抜粋
日本を訪れる人は日本の何に感動するのか。 秩序や清潔さ、礼儀正しさ、食べ物やサービスの質。 丁寧さ、夜に1人で歩いても怖くないこと、子ども1人でも地下鉄に乗せられることだ。 日本社会を特徴づける生活の質は定量化することができない。
日本は対処可能な多くの問題を抱えた成熟経済国だ。 GDPの数字はやや誤解を招きやすい。 国民1人当たりで見ると、「失われた20年」中の成長もさほど悪くもない。 ちょうど西欧諸国の平均と同じくらいだ。
日本は何とかやっていく。 沈没することはないが、人口問題を解決して高成長経済に転じることもない。 日本は、今後も多かれ少なかれ現状のままだろう。 日本は移民社会にはならない。 日本人が質の高いサービスに見いだしている価値を投げ捨ててサービス部門の生産性を引き上げることはないだろう。 日本の将来については、繁栄と礼節を維持しながらなんとか切り抜けて行くとみている。
そして彼の専門は政治学ということなので、関連を抜粋し、説明を添えました。
・民主党
その政権時に信頼できる与党になれるチャンスをあまりにも速く、決定的にふいにした
アベノミクスを批判する一方で、その代替として確固たる考えがない
(素人くささと無能さ、官僚との協力の仕方のまずさ、外交のまずさ、を挙げています)
・安倍政権
政権復帰後はまるで別人のように、経済に最短で最大の効果を発揮できるものに注力した
経済が破局を迎えない限り、国民が自民党に背を向けることはない
(デフレ脱却に向けた金融政策 日銀の新総裁の起用など)
・野党
近い将来再編し、自民党に代わる信頼できる政策を示すとは想像しがたい
自民党が本当の意味で脅かされるようになるまでには時間がかかる
とまぁ、こんな感じで、日本の現状を的確にとらえていると感じます。
これ以外にも読みどころの多い記事なので興味のあるかたは一読どうぞ。
以前にも「外から眺める」ということで書いたけれど、
・「外から眺める」 中国メディアの日本関連ニュース
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2013-06-12
バランスよく情報を得るために、日本だけでなく、
ときには海外メディアをチェックされることをおすすめいたします。
おしまい
関連記事
米中貿易戦争の行方は? 中国関連のリンクまとめ
https://yasssy.com/news-ch00/
マイカテゴリー 情報とソース
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300362419-1
ルーチン・ワーク
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2014-06-14
全国5紙聞読み比べリンク
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2013-06-14
イエロー・ジャーナリズム
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2014-04-10
あとがき
アメリカを代表する、一流誌にふさわしい読み応えの記事の多いWSJだけれど、だいぶ前は、
「ウォール街のゴシップ紙」
だったそうで、「キルゴア改革」なるものによって、「アメリカを代表する一流紙」への変貌をとげたらしく、このへんは、また機会があれば掘り下げて見たいと思います。
そんなWSJも企業であるからには、親会社の買収による影響を受けてしまい、
その、
「コストダウンの方針による、近年の記事の質の低下」
を指摘する声もちらほらと聞かれます。
■以下にその関係を記します
「ウォール・ストリート・ジャーナル」は「ダウ・ジョーンズ社」が発行
その「ダウ・ジョーンズ社」は「ニューズ・コーポレーション」の子会社
その「ニューズ・コーポレーション」はメディア王、ルパート・マードック会長のもの
■こんな感じでのっかっているのでしょうか
4. ウォール・ストリート・ジャーナル
3. ダウ・ジョーンズ社
2. ニューズ・コーポレーション
1. ルパート・マードック会長
さいごに、
「企業は人なり」
と言いますが、買収はしても、
良い企業風土っていうのはぜひ継続してもらいたいものだと思います。
映画で有名な「21世紀フォックス」もルパート・マードック会長のもの・・です
関連記事(21世紀フォックス)
「クリスマス・キャロル」
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2012-11-19
インデペンデンス・デイ
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2014-06-07
デイ・アフター・トゥモロー(The Day After Tomorrow)
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2013-08-10
渚にて「On The Beach」
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2013-03-08
▼ ニュースと話題
https://yasssy.com/category/news
テレビでも外国人は日本をどう見ているかと言う話題を取り上げていましたが、井の中の蛙にならぬよう広い視野でものを見て行きたいものです。
by JUNKO (2014-12-08 21:46)
日本のジャーナリズムが全て
な時代はとうに過ぎ去っているし、
日本にあるのが真に信ずるべき
情報ばかりではない事に氣が
ついたのだし(書き手の見方で
ニュアンスが変わると言う意味で)
もっと積極的にいろんな情報を
知るべきだなと思い始めた
今日この頃です(←遅い(-_-;))
by あとりえSAKANA (2014-12-08 22:57)
JUNKOさま、コメントありがとうございます。
そうですね。井の中の蛙状態はたしかにイヤですね・・・
発信側だけに求めるのでなく、視聴者というか、読者側もレベルアップして行けたらいいなって思っています。
あたたかみのある写真、いつも楽しませて頂いてます。
by やっし (2014-12-09 18:47)
あとりえSAKANAさま、コメントありがとうございます。
いつでもどこでも情報が得られる、いい時代になりましたので、知っておいてソンはないかと。。
また、情報があふれてもいますので、比較検討、取捨選択も必要なのかなぁと思う、今日この頃のわたしです。
手作りのアクセサリーって、とてもぜいたく(いい意味で)で、
こころがこもっていますね。
by やっし (2014-12-09 19:22)