気象予報士「THE WEATHERMAN」 [本のこと]
発売当時、気象に夢中だったぼくに、彼女が贈ってくれた本。
洋書「THE WEATHERMAN」の日本語訳がされたものです。
気象予報士※という日本語タイトルだけど、
原題の「THE WEATHERMAN」
と微妙にニュアンスは違うかなと思います。
「WEATHERMAN」というと、
天気予報のアナウンサー、 気象局員, 気象学者など気象に携わる人を指し、
「天気屋」
とちょっと見下したような表現にも使えると思えます。
この本の見出しに、
「スティーヴン・キング絶賛の長編サスペンス」
とありますが、同感。 何度も読んだし、面白い、そして深い。
タイトルに含まれる「気象」も大事な物語の要素だけれど、この本のおもな舞台であるアメリカという国、テレビ局とマスコミの暗部、ベトナム戦争、政治、死刑、自然と気象、性、等々のさまざまなことがらを、「天気屋」とそれに関る人たちを通して、作者の視点で見事にえぐり出していて、読み手を飽きさせません。
おしまい
夏と冬 せめぎあう空気のかたまり
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2012-10-14
ツイスター 「TWISTER」
https://yasssy.com/2013-09-04/
↑ この「ツイスター」の中で、
「天気屋」とちょっと主役を小馬鹿にしたような表現あったと思います
▼ 防災と気象
https://yasssy.com/category/weather
※気象予報士 天気屋
日本語のそれと違って気分屋ではなさそう・・・金物屋とか八百屋とかに近いと思います。
そして、ぼくは学科のみ一発合格したなんちゃって予報士です