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卒業式の思い出 [旅の途中]

きょう、

3月1日に卒業式の高校も多かったようです。

人がちりぢりになっていく割合いが一番高いのが、この高校の卒業式ではないでしょうか?










当時、ぼくは公立高の男女共学。

つきあっていた彼女は、私立の女子高で同い年。

卒業式は日にちがずれていたので、お互いに迎えに行ったりした、思い出ばなし。












彼女の高校は駅に程近く、改札で待ち合わせしたはいいけれど、まちぼうけ・・・

だいぶ遅れてきた彼女にふてくされ気味のぼく。。

気まずい記憶。

そしてぼくの高校はというと、駅からは遠く、どちらかというと山のほうが近い。

校門から100m程の大通りで待っていてくれた彼女。











学校を出る時、制服の第2ボタンは既になく、袖などのボタンもいくつかなくなっていたけれど(別に自慢じゃないけど、案外後輩から目を付けられてたのね…と今頃気づく鈍感ちゃん)そんなことは気にも留めないのか、愛されてる自信があったのか、なんの追求もなかった。

途中の同級生の冷やかしもなんのその。

なごやかにぼくの家まで一緒に歩いていった。

今にして思うと、精神年齢のちがいは歴然。

おとな度合いの多い彼女、こども具合の多かったぼく。

・・・・・・

大人になると「卒業」は自分でしないといけなくなりますね。

いまだ色々なことから卒業できずにいますが。





おしまい












卒業

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