祖母のこと [旅の途中]
9月23日に祖母が94歳で亡くなり、昨日は通夜、そして今日は告別式に行ってきました。
大正8年(1919年)の生まれで、子供は5人(男2人と女3人)
そして孫が14人。 ひ孫の一番年上は22歳で、
「やしゃご」がそろそろ誕生してもおかしくない頃でした。
ぼくは、このおばぁちゃんの所へ行くのが大好きで、幼い時には帰り際、
「帰りたくない」
と言って、よく泣いていたそうです。
ここは父の職場からも近く、ぼくたち兄弟が小さい頃は一家でよくお世話になっている時は、父はそこから通っていたとの事です。
それからもお正月や夏休みは必ず行っていて、それがとても楽しみだった。
そして親戚一同が必ず集まっていた。
おじさん、おばさん、皆に可愛がられ、いとこ同士、歳も近くてよく遊んだ。
祖父も亡くなって久しいけど、とても温厚で人柄がよかった。
釣りが大好きで、この時だけは優しいおじいちゃんに、
「釣り師」の側面を垣間見た。
大物をぼくがバラそうものなら・・落胆の叱責。
でも、ふだんはおじいちゃん、おばぁちゃん共に優しく、もちろん厳しい面もあったとは思うけど、私心を抑え、息子や娘たち、そして孫たちのことを第一に考え、とても良くしてくれた事は間違いなく、そんな思いが、親戚のみなに求心力として今も残っています。
亡くなった祖母にいま一言だけいえるなら、
「ありがとう」