五月のスタートは初夏を通り越して夏のような陽気。

「横浜では、今年初の夏日」

とニュースで言っていて、

近くの海老名のアメダスでも14時に26.0を観測。

すこし早すぎる、こんな夏の空気感のみち方に違和感をおぼえつつ、

思うところは、昨今の極端な天気の事。

「ことしの夏はどうなのかな??」

とそんな思いが頭をよぎります。






いのちを守る気象情報 (NHK出版新書 404)

  • 作者: 斉田 季実治
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2013/05/08
  • メディア: 新書





「気象マニア」

・・と迄は行かないけれど、天気にはなみなみならぬ関心をもっている自分。

そんな事を思うのは、いまから20年程前に気象予報士の資格を取って、なにかそれを生かした仕事がしたいと本気で勉強していた事が影響していると思います。

日々の天気図チェックはもちろん欠かさず、当時のバイト先でファックスをちょくちょく図々しくも使わせてもらい、高層天気図も出力して、いま起こっている現象(天気)はなぜこうなるのか、
(今ほどネットは充実してなかったので)

大気が立体的に、どうひしめきあい、どうせめぎ合い、そしてどうふるまっていくのか、そんなものを毎日頭に叩き込んでいた時期がありました。

結局はその道に行くことは叶わなかったのだけれど・・日々の天気の移り変わりには敏感になり、天気というのは、地球だけでない宇宙もふくめたつながりのなかで起こっている現象なのだということをすこしだけ知ったのだと思います。







一般気象学 第2版補訂版

  • 作者: 小倉 義光
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 2016/03/28
  • メディア: 単行本

・気象を学ぶ者にとっての「バイブル」といっていい





さて、気象のほうは昔よりも予報の精度は高くなっているようですが、おなじ気象庁の観測している、

「地震」

については予報ができない、というか予報はしちゃいけないもので、大地震が起こると必然的に注目が集まり、メディアでの報道が多くなりますが・・・時とともに関心は薄れていくように思います。

ぼくは地震に関しては気象ほど詳しくはないけれど、この日本列島というものの成り立ちをすこしでも知ると、大地というかプレートというか、そういうものが地下でひしめきあい、せめぎ合っているのが容易に想像がついて、この日本に居る限りはどこにいても大きな地震は起こりえて、油断はならなくて他人事ではないと、今年初の五月にしては暑い夏日にそんなことを思うのです。




おしまい










日本列島の誕生 (岩波新書)

  • 作者: 平 朝彦
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1990/11/20
  • メディア: 新書














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火山入門―日本誕生から破局噴火まで (NHK出版新書 461)

  • 作者: 島村 英紀
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2015/05/08
  • メディア: 新書