11月の記録的大雪 人間活動の影響 [防災と気象]
「宇宙は寒い」
「かといって太陽は熱すぎる」
「ちょうどいいところにある、この地球という場所」
備えのないところへこんな大雪の中での屋外の作業は身に染みました。。
また、強くなってくる雪に慣れないうちの運転は距離感がおかしくなり、(白い世界に舞う雪はロマンチックな一方、キケンでもあります)路面の不安も手伝って、なにか浮遊している気持ちもしてきます。
そんな不安というのは人を敏感にし、
宇宙 → 北極 → 雪
と寒さの伝わり方をなにかダイレクトに体に感じ、こんなことを思ったのです。
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11月24日は11月としては、記録的な大雪となり、50何年ぶり、観測史上初、などのキーワードがメディアを飛び交いました。
ぼくの住む神奈川の真ん中あたりはたいした影響もなかったけれど、運悪く、その日は千葉にいて、しかも一番降雪の多い地域と時間帯に居合わせ、高速道路はチェーン規制がしかれ、除雪車が出る始末でした。
季節外れの寒さと渋滞にヨレヨレになり帰宅後のニュースでは、おもに電車やバスなどの公共交通機関の乱れ、そして遅れを大きくとりあげており、おおいに共感するところがありました。
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ここ何年か秋はなくなりつつあり、
暑さの後には寒さが突然やってくる様になりました。
「失われゆく気候のマイルドさ」
こんな言葉をあてはめてみたくもなる。
日本という世界でもめずらしい、そしてすばらしい四季がめぐるところ。
それはもう過去のものとなりつつあるのかもしれません。
こんな季節外れの大雪には、地球規模での気候変動を感じざるをえません。
太陽活動に大きな変化がなく、地軸の傾きに異常もなく、暦がズレたりしてなければ・・・
やはり人間活動の影響のゆえの現象なのでしょう。
温暖化、温暖化と騒ぎ、それをお題目にビジネスにしてしまう今の風潮は歓迎できませんが、何かしらの人間活動の制限を世界規模でしていかなくては、このままでは地球はどうなる?? とこんな日には強く感じるのでした。
おしまい
あとがき 気象解説
関東地方の(太平洋に近いあたり)冬というのはおおむねの地域がたいてい晴れで、ときおり低気圧が通り、雨や雪も無くはないのだけれど、その低気圧のコースと寒気の強さで雪雨が決まると言われています。
今回の関東の大雪の原因は、まさしくその低気圧が南岸をとおり(南岸低気圧という言葉もすでにおなじみ)
真冬並みの強い寒気もセットになっていたとの事だけれど、2月や3月に多いこのパターン。
11月に南岸低気圧もなくはないけど、こんなに寒気が強いと雪を呼び込むのですね。
極端になりつつあるまさしく昨今の気象状況です。
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