フォルクスワーゲンのこと [乗り物]
「出る杭は打たれる」
というか、ここのところVW車を日本で見る台数が増えてきたなぁ、と思っていたのですが、そんな矢先の事でした。
フォルクスワーゲン社での
「ディーゼル車の排ガス規制」
に対する不正が明るみに出て、巷で大騒ぎ、というか世界的なニュースになっています。
何でこんなに大きなニュースになるのかと言いますと・・
「フォルクスワーゲングループ」
というのはドイツ最大の企業であり、多国籍な超巨大企業で、乗用車の販売台数では世界1位を争う存在。
今回の不正に対する制裁金の大きさ(約2兆円)や、リコール費用なども1兆円弱と、とにかく規模が大きいです。
トヨタ対VW(フォルクスワーゲン) 2020年の覇者をめざす最強企業
- 作者: 中西 孝樹
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/11/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
そして、ドイツといえばEUの稼ぎ頭でもあり、EUのみならず、グローバルに展開した巨大企業の、世界経済に与える影響はとても大きいと思われます。
ちなみに以下のブランドも現在は「フォルクスワーゲングループ」です
・アウディ
・ベントレー
・ブガッティ
・ランボルギーニ
さて、
つまらないハナシはこれくらいにして、
フォルクスワーゲンといえばやっぱりこれでしょう
通称ビートルこと、フォルクスワーゲンのタイプ1
これが生まれてなければ、今のVWはないですね。
優秀な小型車を大衆にという、
「ポルシェ博士の理想を、ヒトラーの政治力が実現させた」
クルマと言っていいと思います。
のちに日本に輸入されたときのオーナーは、その信頼性や品質から、お医者さんが多かったとか・・・
(日本車の品質はまだまだの時代)
ぼくが小学生の頃は、これを見るといい事があるという都市伝説めいたものがありました。
1938年以来、2003年まで半世紀以上も生産が続けられ、自動車として世界最多の累計生産台数「2152万9464台」の記録を打ち立てた、伝説のクルマです。
さて、時は流れて21世紀。
世界の距離が近くなって入り乱れ、医者は神様でもないし、日本車もドイツ車に負けないくらい世界でがんばっている時代。
思うにVWは大きくなりすぎました。
でも今昔問わずVWのデザインは好きなほうで、不正は許してはいけないけれど、品質ではライバルにある日本メーカーの大御所も、そのシンプルさや練度は見習うべきところがたくさんあると常々思うのです。
おしまい
チョロQ zero Z-35d VW マイクロバス (水色)
- 出版社/メーカー: トミーテック
- メディア: おもちゃ&ホビー
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