「チチ」をたずねて三千里：ライフスタイル・ファクトリーズ：SSブログ

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「チチ」をたずねて三千里　[読み物] [編集]

「母をたずねて三千里」

という某アニメ作品とタイトルがよく似ていますがパクリではありません…

これは「チチ」をたずねて、三千里を旅した男女の物語。

あの「チチ」が飲みたいなぁ…

彼女がつぶやいた。

このつぶやきはここのところ続いていて、収まる気配がない。

「チチ」とはトロピカルカクテルの定番。

日本でもいろいろな店で飲んではみたけれど、あの店でないとダメらしい。　あの店はここからはかなり遠い。

海をへだてて、約6千キロも離れている。

6千キロというと、むかしの1里(約3.9km)で約1500里、往復で3000里になる。

海里(NM)で、だいたい行き道3000里か…おおげさなタイトルに少し迫ってきたみたいだ。

もともとの原因は、はじめて彼女をあそこに連れて行ってしまったぼくにもあって、海外も初めてで、しかも夏が苦手だったけれど、いまはそんなことはどこ吹く風の彼女。

数年前に、二人ではじめて行ったマウイ島、そしてオアフ島。

それからはオアフは乗り継ぎだけで、マウイに直行するようになった。

つまり、マウイにハマってしまったのだ。

そしてあの店はマウイにある。

■ ここで「チチ」の事をすこしばかり・・・

さっきも書いたけれど、トロピカルカクテルの定番で、ベースはクセの少ないウオッカ。

あとはパイナップルジュースと、

それにココナッツミルク。

「ミルキーで口当たりがよい」

と某酒造元のレシピにあり、

ベースのウオッカをラムに代えるとこれは有名な

「ピニャ・コラーダ」

で、酒を抜くと

「バージン・チチ」

になるそうです。

【Lucky Style】カクテルバーテンダーカクテルセット 5点 LS-35-5

出版社/メーカー: Lucky Style Japan
メディア: ホーム&キッチン

・・・と、つくりかたは至ってシンプルで、オーシャンビューのあの店の雰囲気も「あじ」に加担してはいるのだろうけど、このままでは日本で店をいくら探してもあの味にはたどりつけそうにない。

ベースのウオッカは「メイド・イン・ハワイ」でないとしても、ココナッツとパイナップルは現地モノをもしかしたら使っているのかなと推測したりして・・・

思い出すのはとれたてと思われるパイナップルをその場でカットして食べさせてくれた屋台まがいの田舎の店のことで、そのウマさに頭がシビれたりした。