ボーイング787 その2 がんばれドリームライナー [乗り物]
前回、ボーイング787の不具合に関する記事を書きましたが、この飛行機、調べれば調べるほど、面白い。
ただ、「従来機より燃費がよくて、スピードが速いだけ」と認識していたのを改めないといけないようです。
今までの飛行機とは全くの別物かも。
(前回の記事)
<<< ボーイング787とチャレンジャー号爆発事故
https://versatile.blog.ss-blog.jp/2013-01-28
まずは、
・見た目が違う
(細くて長くて、よりしなる翼、ギザギザのエンジンナセル)
・素材が違う
(カーボン多用)
さらに、
・静かで燃費の良いエンジンを搭載
(ナセルのギザギザも騒音に関係)
そしてなんといっても、
・駆動系の革新
で・・・油圧から電気への切り替え、スタータモータ兼発電機の搭載などですが、結果、電気の負担が増えて、今回「バッテリー」が槍玉にあがっている訳なのです。
ボーイング787まるごと解説 21世紀にふさわしいハイテク中型旅客機“ドリームライナー”の開発から就航まで (サイエンス・アイ新書)
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- 発売日: 2011/11/18
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搭乗してからは、LED照明や、大きくなった窓の電子カーテンに気づくでしょう。
乾燥の激しかった空調にも加湿器が。
そして耳ツンの減少。
(機体の強度と耐腐食性が上がったので 窓→大 加湿器→ok 気圧も高く出来る)
収納も増えています。
(個人スペース 貨物も)
テクノロジーは満載で、新しいこころみがいくつもあって、非常に意欲的。
さまざまな刷新が、燃費、騒音、居住性などに複合的に表れていて、飛行機の新しいあるべき姿を示してくれているようです。
ただ、やっぱり実績がないので信頼性にはまだ乏しいようです。
でも、新しい「もの」を生み出していくのは大変な事。
機体から、翼から、制御系も何もかも変わって、さぞや開発の苦労は計り知れず、まだこれからもマイナートラブルに見舞われる事もあるでしょうが、頑張って欲しいと思うのです。
おしまい
>>> ボーイング787 その3 ドリームライナーようやく復活へ
https://versatile.blog.ss-blog.jp/2013-03-16
BOEING(ボーイング)787ドリームライナーのすべて (イカロス・ムック)
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この記事のシリーズ
ボーイング787とチャレンジャー号爆発事故
https://versatile.blog.ss-blog.jp/2013-01-28
ボーイング787 その2 がんばれドリームライナー
https://versatile.blog.ss-blog.jp/2013-01-30
ボーイング787 その3 ドリームライナーようやく復活へ
https://versatile.blog.ss-blog.jp/2013-03-16
ボーイング787 その4 運航再開なるも。。
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ボーイング787 その5 6月1日より定期便再開(全日空)
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機体は787ではありません(ギザギザのナセル=シェブロンノズルの例)
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